こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
最近のスクール生たちの成長ぶりにちょっと驚いています。
休校期間や対人練習を控えていた期間、梅雨で雨中止も続きましたが、そんなものを跳ね除けて子ども達はすごいスピードで進化してくれています。
普通の成長スピードを圧倒するような成長曲線を描く選手を『覚醒した』と私はよく表現します。
普通に成長している選手が決して悪いわけではなく、それは順調と言えます。
変に焦る必要はなく着実に一歩ずつ成長していけば良いと私は思っているのですが、今の大府校の生徒たちは少なめに見積もっても1/3くらいの生徒が『覚醒』しています。
これはすごいことです。いまだかつてこんな経験はないです。
驚きの現象です。
ではなぜ『覚醒』する生徒がこんなに増えたのか?
私なりに分析しました。
□どんどん『覚醒』する生徒が増えていく要因
「好きだから勝手に(当たり前に)頑張る!」という最強のモチベーションを持っている
モチベーションには段階があります。強制的にやらされているのは、外発的動機づけと言い、質の低いモチベーションとなります。
反対に最も質の高いモチベーションは「好きだからやる」という内発的動機づけです。
好きな教科と嫌いな教科では、同じ時間勉強しても習熟度に大きな差が出ることは、皆様の実体験でわかるかと思います。
内発的動機付けはすごいパワーを持っていますし、長続きします。
ボールを蹴ることが人格の一部になっているので、努力することが当たり前になっています。
本人は「努力している」という自覚すらないかもしれません。
内発的動機付けを持っている生徒は上達のスピードが全然違います。
”成長する楽しみ”を知って、努力することが楽しくなる
先日の火曜日に2年生の生徒に「今フットサルが楽しくてしかたないでしょ?」と聞いたら「うん!」と力強く返事をしてくれました。
これは私の持論ですが、人間は”成長している”という実感を得ている時が一番楽しいと思っています。
上記の2年生の生徒は最近急速に上達していて、表情を見ても本当に楽しんでくれています。
このように”努力すれば結果がついてくる”という経験は、サッカー・フットサル以外の場面でも子ども達の今後の支えになってくれると思っています。
成長する楽しみを知った子どもは、自主的に努力をする子に育ちます。
『覚醒』する生徒はみんな成長する楽しさを知っています。
覚醒した一部の生徒に刺激を受けてクラスの雰囲気が、良い意味で一変する
『覚醒』する生徒は過去にもたくさん見てきました。
しかし、ここまで一度にたくさんの生徒が急成長している要因は、『覚醒』した生徒がクラス全体の雰囲気を引き上げてくれているからだと思います。
1年前と今ではクラスの雰囲気が全く違います。
1年前大府校に赴任してきた当初は「なぜこの子達は、自分に対する期待値がこんなに低いんだろう??」と疑問に思っていました。
答えは単純で『努力すれば成長できる』ということをまだ知らなかっただけだったのです。
自分の未来に対して希望がイマイチ持てていなかったのかもしれません。
「努力しても結果は変わらない」
「いつまで経っても周りとの差は変化しない(上手い子との差は縮まらない)」
という考えは固定思考と言って、成長を阻害します。
とは言え「がんばれば上手くなれるよ」と言われても、努力が結果に結びついた経験がなければピンと来ないはずです。
今の大府校を端的に表すと
と表現することができます。
この雰囲気をキープしたまま過ごしていければ、2年後3年後に彼らはとんでもなく上手になっていると思います。
それが楽しみでなりません。