こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
少しずつ涼しくなってきましたね。
一時の異常な暑さから抜け出して、特に17:00以降はトレーニングしやすい気温になってきました。
さてタイトルの件ですが、先日低学年の保護者からこのようなメールを頂きました。
「前回の練習でコーチにディフェンスを褒めてもらって、シュートも決めれたことがとても嬉しかったようです。
同じチームのお友達にも「ナイスシュート!」と言ってもらえたことも効いたのか、さっそく昨日から自主練に励んでいます。単純ですね(笑)
苦手意識が強く、誘っても全然やりたがらなかったリフティングにも取り組み始めました。
〇〇はオーシャンズに入って特にメンタルが変わったと思います(まだまだですが)。
これからもよろしくお願いいたします。」
とても嬉しい出来事です。
何よりも苦手なことに取り組んでいることが素晴らしいですね!
苦手なことに取り組むことは大人でも難しいですし、パワーが要ります。
例えるなら
「体に良いとはわかっていても嫌いな食べ物を毎日食べる」
「出世に好影響があると分かっていても、苦手な上司と会食するのはしんどい」
と言った感じでしょうか(合ってます??)。
私にはできません。
とにかく何が言いたいかというと、お子様が苦手なことに取り組んでいたら、それはめちゃくちゃ褒めるチャンス!!ということです。
盛大に褒めてあげてください!
そのくらいすごいことです。
ただ一点褒め方には注意が必要です。
結果を褒めると人は傲慢になります。
やる気も長続きしません。
努力を褒めると人は成功の仕組みを理解します。
つまり『点を取った』という結果に対して、「努力したから良い結果が出たんだ」という因果関係が理解できるようになります。
内発的な動機付けにもなるので、質の高いやる気が長続きします。
結果(または才能)ばかり褒め続けると努力しなくなります。
そして他人をバカにし始めます。
(下手な子に対してやたら高圧的な選手って皆様の周りにいませんか?)
これは恐ろしい現象です。
「あんなに褒めたのに…」
「褒めて伸ばすのが良いって聞いたからやったのに…」
このような声が聞こえてきそうです。
褒めるのにもテクニックが必要なんですね。
私もメンタルトレーニングの資格「スポーツメンタリスタ」を受講して知ったことです。
今までの経験から鑑みても「その通りだな!」と感じます。
お子様が苦手なことにチャレンジしていたら、めっっっちゃくちゃに褒めてあげてください。
夜ご飯はお子様の好物を作ってあげてください。
そして結果ではなく、努力を褒めてあげてください。
私もよくスクール中に
「ナイスゴール!いつもがんばって練習してるもんな」
といった感じで褒めてます。
指導者と保護者が結託して自己効力感の高い子供に育てましょう!