こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール大府校コーチの木村です。
HPに掲載されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、『年代別育成目標テーマ』と言うものがあります。
サテライトの監督を務めて何度も日本一を獲得している若山コーチを交えて、スクールコーチ全員で何度もミーティングを重ねて策定しました。
会場によって通ってくれる子供達に色がありますので、ある程度幅を持たせた内容になっていますが、こういったものがあると指導する際に1つのモノサシになりかなり助かります。
しかし目の前の生徒達の成長スピードを加速させていくためには、もっともっと咀嚼して突き詰めて考えておくことが大切だと考えています。
最近はXMindというマインドマップのソフトを使って、頭の中を整理することにハマっています。
↓↓↓例えばこんな感じです
U-8,10,12はもちろんですが、ドリブルや2人組の戦術、フィニッシュ力を高めるプログラム、各年代のフィジカルへのアプローチ、各年代のメンタルへのアプローチなど、現在進行形で増え続けています。
私も気がつくとオーシャンズスクールで指導させて頂いて7年目となりました(まだまだ新米です)。
7年間の1年1年が、1人1人の生徒達が財産になっていて「あの子達にはこういうアプローチをしてこういう風な道筋で成長していった」「この年代で〇〇を指導しておいたことが、後々急成長する助けになった」といった経験を毎年させてもらっています。
もちろん上手くいったことの何倍も「もっと〇〇してあげた方が良かったのではないか?」「本当にこのやり方であっていたのか?」という思いはあります。
そういった思いから、昨年から指導計画に対してのフィードバックを毎日がっつり時間をかけてやるようにもなりました。
その結果、指導方法はかなり変わってきたと自覚しています。
例えば3,4年前は判断の速さを1番に生徒達には求めていました。
しかし最近は周りを見るタイミングを早くするだけで、後はゆっくりプレーするように指導しています。
なぜなら速くプレーしようとすればするほど、周りを見る余裕がなくなるので、結果的に判断は遅くなることに気づいたからです。
周りを観ることを促すコーチングも「どこ観る?」という場所を問いかける手法から「作戦考えてみて」という提案に変化しています。
作戦を立てるためには周りの情報を得なければできません。
「作戦を考えて」というフレーズを伝えるだけで、1,2年生でも自然に周りを見るようになります。
プラスして「どう攻めようかな?」と自主的に攻撃方法(または守備方法)を考えるようになります。
指導者によって考え方は十人十色ですし、それで良いと思ってはいますが、上記のような関わり方が自分には合っていると今は感じています。
全てのプレーで駆け引きが出来る選手の育成を目指していることは、昔から変わりませんが、そのための方法論が毎年ブラッシュアップ出来ていると(手前味噌ですが)思います。
そこでこの動画です(笑)
ボールがラインアウトした段階で周りを観て、空いているスペースを確認し、作戦を考えているからこそできる素晴らしいプレーです。
ヒナタはプレー中は「大人か?」と思うほど賢いプレーを見せます(普段は子供らしい素直なヤツです)。
ゆっくりプレーすることのメリットを改めて私に教えてくれた生徒でもあります。
また1つ生徒のおかげでレベルアップすることが出来ました。
これからも私を信頼してスクールに通ってくれる生徒達のために、日々研鑽を重ねていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!